FONユーザ、livedoor Wireless APが利用可能に（ただし逆は不可）

　ライブドアとフォン・ジャパンは2008年2月4日，業務提携し，ライブドアの公衆無線LANサービス「livedoor Wireless」をFONユーザーが使えるようにすると発表した。同日から順次，livedoor WirelessのAP（アクセス・ポイント）に「FON_livedoor」というSSIDを持たせ，これをFONのユーザーが使えるようにする。

ライブドアとフォンが提携，FONユーザーがlivedoor WirelessのAPを利用可能に：ITpro

へぇ〜、なかなか面白いね。ただ、現在のところは「FONユーザーがlivedoor WirelessのAPを使える」という一方的なもので、livedoor Wireless利用者がFONのAPを利用できるわけではない。ただ、将来的には双方向のサービスを考えているようだ。
もともとlivedoor Wirelessは、点ではなく面でのサービス提供を！と打ち出していたのだけれど、その矢先ホリエモンが逮捕されちゃって期待していたほどのものにはならなかったなぁという印象がある。月額500円ならいいかなぁ、早く出先にアンテナはいらないかなと思ってたんだけどね。
もし、FONのAPがlivedoor Wirelessユーザにも解放されれば、livedoorとしては一気にサービス提供エリアを広げることになる。もちろん、面で、というわけにはいかないだろうけどね。
ただ、そうなるとただ乗りされるISP側が「ちょっと待てよ」ってことにもなりかねないわけで、FONもあまり手を広げすぎると痛い目にあっちゃうかも、とは思う。そういった意味で、現在のところは一方向のローミングに限定されちゃうのかなとも思ったり。
気になるところとしては、

本業務提携を記念して、2月4日〜4月4日まで、FON_APとFON_livedoorの全てのAPを、La Foneraを自宅に設置しなくてもFONの会員になるだけで無料にて利用可能となる「フリー・アクセス・キャンペーン」を実施します。

株式会社ライブドア - プレスルーム

とりあえず、実際に利用してみてlivedoor Wirelessの使用感を探ってみたい人にもよいキャンペーンかも。FON抜きで。

FON La Fonera (ラ・フォネラ) FON機能搭載 無線LANルータ FON2100E

現在品切れ中。。ってことで、

囚人のジレンマ―フォン・ノイマンとゲームの理論

フォン・ノイマンを。ゲーム理論、っていっちゃうと小難しく考えちゃうかもしれないけど、実際の事例、核開発、冷戦といった事実をジレンマ構造というフレームで概観していくことで、非常に感覚的に理解しやすいかなと。フォン・ノイマンの生涯を綴っている点など、読み物としても面白い。みんなが「私の利益」を追えば、「みんなの利益」は損ねられる。そうなれば結果的に「私の利益」も損ねられていることになる。こうした構造って当たり前にあるから大変だよね。