Winnyウィルス製作者、名誉毀損で再逮捕

 コンピューターウイルスの作成者が国内で初めて逮捕された事件で、京都府警は15日、ウイルスに同級生の写真などを組み込み悪用したとして、名誉棄損の疑いで、作成者の大阪電気通信大大学院工学研究科生、****容疑者(24)=著作権法違反の罪で起訴=を再逮捕した。

中日新聞:名誉棄損容疑で院生を再逮捕 ウイルス被害は5500人:社会(CHUNICHI Web)

最初は、ウィルスに使用した画像の著作権侵害で逮捕され、続いてウィルスに使用した画像による名誉毀損によって、再逮捕されたと。これは今月10日に、自らの写真をウィルスに利用された同級生が京都府警に告訴していたためのようだ。
まぁ、結局はウィルスに対しては、こうしたアクロバティックな手法でしか対処し得ない、ということを露呈しまくっているようにも思える。もちろん、名誉毀損も重大な犯罪ではあるのだろうけれど、本当の問題であるウィルスへの対処という点ではいまだ活路が見出せていないのも事実なんだろう。
なお、ウィルス製作者がウィルスに感染したユーザから収集した情報は、約5,500にも上るそうだ。

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