2008/04/01-02の気になる話題

エイプリルフールも終わり、ようやく落ち着いてきましたね。わりと忙しくて全部見ることができませんでした、残念(にしてもCNETにはこの切り替えしだけで、十分笑わせてもらった)。

今日のお勧め記事

SekaiDays - セカイデイズ

  • 大きいお兄ちゃんたちが楽しみに待っていた最終回が、なんだかよくわからない理由で放映中止になって、テレビ画面にはnice boat.が写っていたり、その代わりに行われた上映会にはゲームのパッケージを未開風のままもってこいと理不尽なことを言い出したり、大きいお兄ちゃんたちからブーブー文句ばかり言われ、誠死ねなどと罵倒されながらも、依然として高い人気誇っているSchool Days通称スクイズの製作元OverFlowが仕掛けたエイプリルフールネタ*1。放送中止の際にネタにされたnice boat.を公式にインスパイアしたペーパークラフトを提供してみたり、新たに制作したネタ予告編?をニコ動やBitTorrentで公開しているあたり、おもしろいね。とりあえずBitTorrentでダウンロードしてみたけど、Seederが500人超えてました。現在は、4月2日になったと言うこともありサイトは閉鎖。
YouTubeの違法コンテンツ「すべて容認」は間違い--角川デジックス福田氏が講演:ニュース:CNET Japan

福田氏は、YouTubeに対する角川グループの立ち位置について「一部メディアなどで『すべて容認した』かのように伝えられることもあるが、これは間違い」と説明。「(YouTubeにアップロードされている)すべてのコンテンツとひとつひとつ向き合い、フーリガンとサポーターの区別をしっかりしていくことを宣言しただけ」

  • J-Castの記事『「らき☆すた」売れまくったのは 違法投稿が「宣伝」してくれたから』なんかは確かにひどかった。とりあえず、角川の考えるユーザのとの関係ってのは、フルでコンテンツをアップしないでね、二次創作はひどくなければ目くじら立てないよ、というところだろうか。
Virgin flirts with Big Content, may kick P2P users offline:Ars Technica
  • 英国大手ISP Virgin Mediaが、音楽産業と手を組み、自主的な「スリーストライクアウト」ポリシーを導入しようと計画しているとのこと。
P2P Firms Talk Up Collaboration:Contentinople - Ryan Lawler

Pando Networks Inc. CEO Rob Levitan says that while he is "excited and pleased" that Comcast is publishing its intention to work with BitTorrent, he stresses that the ISP is also working with several other P2P companies -- including his own.
"We're thrilled about any cooperation between peer-to-peer tech companies and ISPs. We welcome the Comcast and BitTorrent announcement as a validation of our strategy," Levitan says.

  • 日本でもこうした流れが起こって欲しいなぁとは思う。最近はP4PWG、Comcastの帯域制御問題がなかなか面白い化学反応をしているなぁと興味深く見ている。

P2P

Ridiculously Useless Bittorrent Software:TorrentFreak
  • TorrentFreakがお勧めするBitTorrent関連のワーストウェア。TorrentSeek .NET、Torrent Search Bar、TorrenTopia、PKTorrentsがダメウェア認定されています。最後のはトロイじゃないか。個人的にはP2P関連のアクセラレータが痛いなぁと思う次第です。
Freenet Version 0.7 Release Candidate 1 Available:Slashdot
  • ダークネットモードを搭載とな。

音楽配信

レディオヘッドがiTunesで「リミックス素材」を販売:ITmedia News 
  • うまくいくかどうかは別として、これはこれでありなんじゃないかな。
着うたフルの平均ダウンロード数は14.5曲、着メロからの移行が進む--日本レコード協会調査:モバイルチャンネル:CNET Japan
  • 音楽業界にとっては、着うただけが唯一の活路ともい言える状態にあるのかも。フィジカルメディアのCDはシングル、アルバム共に下げ止まらないし(ただ、音楽DVDは成長してきている)、PC(or 携帯以外のポータブルデバイス)向けの音楽配信も海外ほどはうまくいっていない。着うた世代が今後どのような消費者となっていくのかが興味深いところ。
有料音楽配信の利用率は9%、AmazonでCD購入は10.5%〜RIAJ調査:InternetWatch
  • こちらの記事も上記記事と同じく「音楽メディアユーザー実態調査」をベースにしたもの。

コンテンツビジネス

【コラム】R.E.M、新譜の認知度にネット格差:マイコミジャーナル

「最近のR.E.Mはどうよ」という話になることもあるのだが、がんばってるねという人と、全然活動している話を聞かないよという人に分かれてしまう。その原因を探ると、どうもネット格差にあるようだ。

  • 悲喜こもごもというやつですね。
ユーザーが演奏すると、著作権者が儲かる時代へ!:KandaNewsNetwork

それを考えると、YouTubeJASRAC以外の著作管理団体であるJRCジャパン・ライツ・クリアランス)と包括契約したことのほうが、一曲づつ正確に著作権料が支払われることになるのではないだろうか?。ボクは個人的にはこちらの契約のほうが納得がいく。

  • なるほどクリティカルな指摘。この点については、どのようにカウントされるのだろうか。JRCの集計方法についてはリンク先にて。
アドビ、FlashビデオのDRM配信サーバーを4月中旬に日本市場で発売:InternetWatch

Flash Media Rights Management Server(FMRMS)は、Flashビデオの配信サーバーソフト「Flash Media Server」に、DRM(デジタル著作権管理)機能を付加したサーバーソフト。Flash Media Serverはストリーミング配信のDRM保護に対応しているが、FMRMSではさらにダウンロード型コンテンツのDRM保護に対応。配信事業者が持つ既存のインフラとの連携にも対応し、ログイン認証や課金システムとの組み合わせが可能としている。

  • 個人的にはこうしたDRMの利用に関しては、結構肯定的に見ていたりもします。ただ、面倒がなければいいんだけどね。
絶版ラノベ配信サイト、ダイナミックプロが開設 - ITmedia News 

 同社は「出版点数が増える中、すぐに絶版になる書籍が増えている」と指摘。「作家の立場に立って権利を守り、作品をいつまでも読者に提供していくことが使命」としている。

  • すばらしい使命感。ただ、こうした試みが使命感だけではなくて、利益を生む、という点でも一般的になって欲しいなと思う。にしても、印税率35%ってすごいね。

表現の自由

靖国」今月封切り中止 上映予定館辞退 トラブル警戒:asahi.com
  • 「君は右か?左か?」と問われれば、「右利きなので左曲がりです」*2と答えるようにしているのですが、これはひどいなぁ。映画館が上映を見合わせる、ということにトラブル、嫌がらせが本当に関連しているのであれば、本当に残念でならない。トラブルに立ち向かってでも上映しろよ、とは思わないけど、こうした現状をどうにかできないものか、と思う。「迷惑だから社会から排除しろよ」とも思うけれど、ある意味ではこうした人たちは、フツーの人の権利を盾に行動しているんだよね。やりすぎも問題なら、やらなすぎも問題。ただ、やろうとしたときに我々にもその火の粉が降りかかってくるから始末に終えない、そういう問題でもあると思う。

バイス

“飛び出すテレビ”が家庭に 4月発売:ITmedia News 
  • 我々のノスタルジックな夢を実現してくれるものではあるが、現実に飛び出すテレビが欲しいか、と言われればそうでもないような。

セキュリティ

半数以上のインターネットユーザーがウイルス被害を経験--NTTアドが調査:マーケティング:CNET Japan
  • 気づいていない人もいれば、過剰に思い込んでいる人もいる、と思うところもあり。

*1:ちなみに私は見たこともやったこともありません

*2:都市伝説?擬似科学?だから何?