日本のISPも従量課金制に戻ったらヤだなぁ

まぁ、別に海外のISPがそうなったというわけじゃないけれど。ただ、実際に米国大手ISPは既に「総量規制/利用上限」、それを超える分については「従量課金」という方向性を模索している*1

もちろん、現時点では限定的、試験的なところなのだろうけれど、実際にこうした方針を採用したとしても、ユーザサイドからうまく受け入れられるかどうかはかなり厳しいところだろう。

もともとは米国大手のCATV事業者Comcastが、BitTorrentを始めとするP2Pプロトコルを差別的に制限していたことを連邦通信委員会から怒られちゃって、なら、トラフィック全体を制限するしかないね、という話になって今に至るってとこでしょうか。

この辺のお話は以前からご紹介してきたのだけれど、こうした状況をまとめた記事があったので、気になる方は一読されると良いかも。

米国のブロードバンド・サービスが大きく変わろうとしている。これまで「使い放題」が前提だったが,データ送受信の総量規制を導入する動きが出始めたのだ。大手通信事業者が2008年夏ころから,ユーザーに対して「利用上限」を設ける試験サービスなどを開始。事業者の取り組みやその背景を解説する。

AT&TやCATV事業者が利用上限導入:ITpro

個人的には、規制の内容を明文化して、その上でユーザが自分にあったサービスを選択できるのであれば、多少の制限は致し方ないとは思っている。実際、私の加入しているOCNでも上り30GB/日の制限が課せられているけれど、それでも特に問題なく利用できているので、それはそれで満足している。

ただ、それがより厳しくなったら困るし、そのためには私自身のインターネット利用に適したプロバイダを捜さなければならないのだけれど、現時点ではあまりそういった情報は公開されていないように思える。

余談

にしても、青空文庫 全のダウンロードが今までみたことがないくらいに爆速だった。記念に撮ったスクリーンショットがここで役立つとは。

*1:Verizonは比較的インテリジェンスなソリューションを模索しているのだろうが。