Warner、HD DVD陣営から離脱、東芝の憂鬱

ワーナーブラザーズがHD DVD陣営から離脱、東芝は「それでもHD DVDで戦う」 - CNET Japan
東芝、ワーナー・ブラザースのBlu-ray Disc支持表明に「落胆」 - CNET Japan

 東芝でデジタルオーディオビデオ製品のマーケティングを担当するバイスプレジデントJodi Salley氏の落胆はさらに大きかった。

 「ご想像どおり、今日は辛い日になった。この会見ではHD DVDの2007年の販売高を誇ろうと思っていたのだが、ここ数日間に起こった出来事のおかげで、コメントすべきことが変わってしまった」

切な過ぎる。ただ、Blu-rayHD DVDの争いは、消費者にとっては単純にHDコンテンツへの移行を遅らせるだけのものでしかないわけでね。早期に決着がつくのであれば、それはそれでよいと思うのだけれども。ただ、Ashwin Navinなどの、P2Pは第三のHDフォーマットだという主張を考えると(個人的にはP2Pというよりはインターネットと考えたほうが良いと思う部分もあるが)、このようなある意味では無為な争いがあるおかげで、ネットワークが第三の刺客として登場するための基盤整備のために時間を作ってくれているようにも思える。もちろん、結果的に、ね。