情報の独占を打破せよ:スウェーデン海賊党党首

以下の文章は、ベッペ・グリッロによる スウェーデン海賊党党首リック・ファルヴィングのスピーチの翻訳記事「10月4日、新しい運動が生まれる」を転載したものである。

ミラノのズメラルド劇場の皆様こんにちは、私はリック・ファルヴィング、スエーデン海賊版政党創設者リーダーです。

グリッロさん、私を招待してくださってありがとうございます。出席できませんが、挨拶だけはしたいと思います。

私たちは、今面白い時代に生きています。権力と嘘が、情報を握っている人にある時代です。

アルグループが他のグループよりも情報を持っているとします。より情報を持っている人たちが有利で、次第に権力に近づきます。それは、過去にも常に情報の有利さを握っている人がしたことです。情報のコントロールを維持するために、文化と知識の管理を維持するために、この情報の有利さを維持しようとしました。

中世時代は、カトリック教会が、文化と知識を独占していました。地元の新婦はその同郷人にすべての有益なことを話すことが出来ました。

1453年、印刷が出来ると、カトリック教会は、それを検閲しようとしました。知識の主導権が危険に陥いりそうになったからです。そして1535年にそれが起こりました。

英国は、別のアプローチをしました。英国人は、一つの機関に印刷を独占させ、それだけが本やチラシの印刷を行えるが、その代わりに王室は、何を印刷するかを決定することができました。このメカニズムは、1557年5月4日に出来、コピーライトと呼ばれ、まだ今でも続いています。

現代のメディアで、この傾向は続き、どこでも誰かが情報の権力にしがみついています。新聞が届けば、検閲者は、人々の世界観を管理していました。

社会主義者と労働者の運動が始まると、前世紀初頭に、労働者の新聞も印刷が始まりました。スエーデンでは、しかし、デンマークで印刷をしなくてはならず、船でおくられました。なぜならスエーデンでは、誰もそれを印刷しようとしなかったからです。これらの考えは、公にするにはあまりにも危険だったからです。

そしてラジオが始まり、同じことです。政府はすぐにこれは危険であると反応しました。皆が考えを共有できる。これは危険だ。独占にしなければならない。このようにしてヨーロッパではいたるところでラジオのモノポリが始まりました。各国が国営のラジオを持つことになったのです。

同じことが50年代、テレビが登場しても起こりました。すぐに情報と知識を管理するために国営になりました。

衛星テレビが出来たとき、ある国は、情報の独占を破るとして衛星盤の所有を禁止することを検討しました。しかし、コストは莫大で、普通の人がある考えを流す危険は、まだ遠いことでした。

今日、過去と違うことは、何がおこるでしょうか。

大変興味深いことは、この過去10年間に起こりました。一気に、もしあなたが情報を持っている側であれば、自動的に、情報を出版する出版社になり、情報が欲しい人誰にでもそれを与えることが可能になったのです。このようなことはそれ以前には起こりませんでした。

インターネットに接続していれば、情報を送ることも受け取ることもできます。あなたが、世界に向けた出版社になるのです。これは、現在情報の優位さを所有している人にとって危険なことです。・・・

Beppegrillo Japanese: 10月4日、新しい運動が生まれる

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