広告ベースの無料音楽配信サービスは成功するか

 2008年は、無料かつ合法的な音楽サービスがブレイクしそうだ。

広告ベースの無料音楽配信サービスは成功するか:スペシャルレポート - CNET Japan

いやぁ、この記事面白かった。以前にもこれに似たエントリを書いたんだけど、
P2Pとかその辺のお話 広告ベースの無料音楽ダウンロードは本当に始まるの?
この話の背景も含めて詳細に解説されている。
確かに難しいところがあって、無料のものを有料のものと同じように利用できるのであれば、有料のものは全く売れなくなる。となると、何らかの制限が必要になるのだけれども、その制限をどのようなものにするか、というスタンダードがない。サービスプロバイダはより制限を緩やかなものにしたいのだろうけど、コンテンツプロバイダは自らの有料での販売を抑制する可能性があることを考えるとおいそれと応じることはできない。
かといって、そのライセンス料もそんなに安いものではなく、SpiralFrogなどはまさにそれによって下降スパイラルに落ち込もうとしている。
広告で収益をといっても、それが音声によるものなのかテキストベースによるものなのか、クライアントに掲示するのかサイトに掲示するのか、楽曲の購入を促進するものなのかそれ以外の広告なのか、まぁいろいろあるわけです。音楽の特性とサービスの特性を最大限考慮しなければ、ユーザからも、コンテンツプロバイダからも、広告主からも理解が得られない、なんてことになりかねなかったりするわけで。