Baidu MP3 Searchの行方

池田信夫Blogにて、Baidu(百度)日本版サイトの開始にあわせて来日した本社CEOに合ってきたとのお話が掲載されている。やはり気になるのは、Baiduが提供しているMP3 Search。池田信夫御大はMP3 Seachこそ武器にすべきだ、と主張している。

中国共産党のウォッチャーも当ブログを読んでいると思われるので、ぜひBaiduのMP3検索を合法化してほしい。中国が世界の8割を供給しているともいわれる海賊DVDの映像なども検索可能になれば、Googleを抜いて世界のナンバーワンになることも不可能ではない。

BaiduがGoogleを抜く方法 - 池田信夫 blog

中国においても、Yahoo! ChinaのMP3検索機能がダメよといわれているわけで、日本向けにもその機能を、というのはなかなか難しいところかもしれない。
もちろんそれは、まさにここで言われているように中国共産党の意向次第なのだろうけどね。

ただ中国がWTOに加入して以来、「知的財産権」を守れと主張する先進国の圧力も強い。今回、裁判所の判断(それは中国共産党の方針を反映している)がわかれたのも、こうした外圧にどう対応するか、判断がわかれているためだろう。この大規模な社会実験がどっちに向かうかは興味深い。

中国は「自由の国」になるか - 池田信夫 blog

やはり、これ次第なんだろうなぁ。海賊盤の取締りを強化してガス抜きをしつつ、Web上での扱いは曖昧なままにする、という感じで進むんだろうか。それとも、欧米からの圧力に応じて、取締り、規制を強化していくのだろうか。