Jimmy Pageのお話と、バンドの再結成のお話

 音楽活動を行う際、ツェッペリンを唯一影響を受けたアーティストと公言し、恋人の映像作家、高城剛氏(43)と渡英して再結成公演を鑑賞した沢尻についてどう思うかを報道陣から問われ、ペイジは「別に…」とひと言。その瞬間、笑いの渦が起こると、すかさず「この反応を見ると、彼女に会っておいた方がよかったのかな?」と続け、「音楽をやっているのなら頑張りなさい」とエールを送った。

来日ジミー・ペイジ「別に…」通訳の機転?意訳で会場大爆笑(サンケイスポーツ) - Yahoo!ニュース

すごいどうでもいい内容だけれど、通訳としては随分頑張ったのかなぁと思ったりもする。まぁ、打ち合わせしてたのかもしれないけどね。ただ、こんな質問をする記者ってどうなのよと思うところもあるけれど、こうしてパブリシティーを得てるところを見るとGJだったりするのかな。これで普通に訳してたら、本当にお寒いだけの感じになってただろうし。
それはそうと、ジミーペイジはどれだけベスト盤を出せば気が済むのだろうか・・・。
この記事の関連記事で気づいたのだけれど、再結成したポリスがえらい稼いでるのね。

 昨年、北米で行われたロックやポップスのコンサートの興行収入ランキングが先ごろ、発表された。1位は1980年代に世界的な人気を獲得し、約20年ぶりに再結成を果たした英ロック・バンド、ポリスで1億3190万ドル(約150億3600万円)だった。ポリスは北米を含む世界ツアーの興収でも2億1200万ドル(約241億6800万円)を稼ぎ1位になるなど、昨今の欧米での“80年代ブーム”を象徴する人気ぶりだが、市場全体で見ると、トップ20入りした公演の総興収は前年比16%減。総観客動員数も同19%減と大きく落ち込んだ。(岡田敏一)

「再結成ポリス、ぶっちぎり150億円 北米コンサート07年興業収入」エンタメ‐音楽ニュース:イザ!

ただ、こうした盛り上がりを見ていると、果たしてここに集うファン達は、いつのファンなのかが気になってしまう。ノスタルジービジネスって感じもする。もちろんそれでうまくいくのであればいいのだけれど、じゃぁ、そのノスタルジーを今のバンドなりアーティストに10数年後も感じてくれるファン達はついているのかと思うと、どうなんだろうと思ったりもする。

 ツェッペリンと同時期の70年代にファンが熱狂したマーク・ボランの没後30周年を記念して19日に発売されたT・Rexの2枚組「軌跡〜ベスト・オブ・T・Rex」は初回限定盤1万枚が、またたくまに売り切れた。
 「『ゲット・イット・オン』などの代表曲は、もちろんレーベルの壁を超えた40曲を収録。日本盤にはボーナストラック3曲も加えました。店頭では『こんなアルバムを待っていた』という声をいただいています」(発売元のインペリアルレコード担当者)

 2008年は来日公演がめじろ押しだ。1月はボン・ジョヴィが東京・名古屋・大阪のドームで公演。3月には東京ドームシティー内にオープンする「JCB HALL」のこけら落としで、TOTOとボズ・スキャッグスが“夢の競演”を果たす。「チケットは追加公演も含め完売の人気で、再追加公演が決まったほどです」と招聘(しょうへい)元のウドー音楽事務所。オジサンたちのロック魂は死なず−。

「ロック魂は死なず? 洋楽復活、好セールスに来日ラッシュ」エンタメ‐音楽ニュース:イザ!

いやさ、この記事には現在ホットなJ. Holidayなんかも紹介されているけど、全体的には全盛期を過ぎたアーティストの話ばかりで、洋楽が復活しているというよりは、ノスタルジーブームじゃないかと思えるのだけれど。
っていっても、再結成ネタとかベストアルバムネタは今に限った話じゃないだろうけどね。ちょっと前には少しガッカリな*1Creamの再結成もあったし、来年にはSex Pistolsの再再結成の話もあるみたいだし、何というかとても残念な感じがしてしまう。同窓会的なノリ何だって言えばそうなんだけど、なんだかなぁ。

ブリティッシュ・ロック大名鑑―一九五〇年代‐七八年

ブリティッシュ・ロック大名鑑―一九五〇年代‐七八年

*1:燃え盛るようなアドリブの応酬はもはや存在しなかったし・・・。ただ、期待を持たなければ素晴らしい演奏だったと思うんだけど・・・。