SACD、DVDオーディオ、その次はスーパー・ハイ・マテリアル・CD?でも世界はiPodに夢中なわけで

 「生の音に限りなく近い」――。ユニバーサルミュージックと日本ビクターが共同開発したSHM-CD(スーパー・ハイ・マテリアル・CD)が音楽ファンの間で話題となっている。マスター音源に限りなく近づいた素晴らしい音質は、普通のCDを遙(はる)かにしのぐ。クラシックやジャズに続き、1月23日にはロックやポップスの名盤50タイトルが発売されたが、限定生産とあって早くも売り切れになった作品もあるという。

 こうした人気について、同社の洋楽担当、原田実さんは「米国と違って、日本では紙ジャケット形式といったパッケージや音質にこだわる音楽ファンがまだ数多く存在する」と分析。「ネットで好きな楽曲を購入する『オンラインミュージック』も急激に人気を高めているが、CDで良い音をじっくり聞き込みたいファンも確実に増える」と予想する。

「買って損はしない!?」、ブレーク寸前の“スーパー・ハイ・マテリアルCD” - ITmedia News

いやぁ、正直需要は増えないと思うんだけどなぁ。というか、高音質メディアって需要がそれほどないわりにいろいろとあるのが不思議なところ。SACDだって普及しているわけじゃないし、DVDオーディオだってほとんどの人が知らないだろう。そこへ来てスーパーハイマテリアルCD?
通常のCDプレイヤーとの互換性もあるからよいのだろうけど、音楽配信とか非可逆圧縮の音源をiPodで聴いて満足している層がものすごく増えているし、もっと言えば、CD買うより着うたダウンロードした方がいいって若者も相当数いるだろうし。
まぁ、ピュアオーディオにはまった団塊後の世代を狙っているんだろうけど・・・(ラインナップがまさにそこだしね)。それはそれでジリ貧だよなぁ。デマンドがあるのはよいことなんだけど。

 CDは、CDプレーヤーが発射するレーザー光線(レコード針に相当)がCDの読み取り面(信号記録面)に当たり、その反射光(音の信号)を再生して音楽にする仕組みだが、SHM-CDは、通常のCDとは異なる素材を使っている。読み取り面の素材に、液晶パネルなどにも使われる透明度が大幅に高いポリカーボネート樹脂を使用した。

 見た目は変わらず、従来のCDプレーヤーで再生できるが、透明度が上がって光の損失が少なくなったことで、より正確に音の信号が伝わり、リアルな音の再現が可能になった。

詳しい仕組みはわからないけど、ダイレクトにデータ送った方がいいんじゃね?と思っちゃったり。

iPodは何を変えたのか?

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