「ネットの公平性」に関する議論再開:P2Pファイル共有ユーザもネットインフラの構築に貢献?

総務省はこのほど、インターネットを公平に運用・利用するための議論を行う「インターネット政策懇談会」の第1回会合を開いた。2007年9月にまとめられた「ネットワークの中立性に関する懇談会」の報告書を踏まえ、ネット混雑の原因と指摘される"ヘビーユーザー"にどう対処するかなどについて、議論を深める。

P2Pユーザーの貢献度も議題に? 「ネットの公平性」に関する議論再開 | ネット | マイコミジャーナル

この辺の議論は論点がいろいろあって、ネットインフラただ乗りのお話*1とか、帯域の大半を占有しているヘビーP2Pファイル共有ユーザに絡む帯域制御や追加課金の是非とか、それ以外にもいろいろ。(参考:「インターネット政策懇談会」の開催:総務省
とりあえず、今回は初会合ということもあって、ある程度はフリートーク な感もあったんだろうけど、その中で興味深い発言もあった模様。

初会合では、ヘビーユーザーの問題に関し、「P2Pユーザーらがトラフィックを増加させているのは事実だが、一方、ネットワークの構築や技術革新に貢献している側面もある」など、その積極面を指摘する意見などが出た。

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まぁ、実際にどうそれを証明していくのかは難しいとしても、早い時期から太い回線を最も欲してきたのはおそらくはP2Pファイル共有ユーザが最も多かっただろうとは推測される。それがどの程度貢献したのかは定かではないけれども、ポジティブな面が全くなかったわけではないんじゃないかなとは思う。もちろん「これまで」のお話と「これから」のお話とは切り分けるべきところもあるだろうけどね。

ダメなものは、タメになる テレビやゲームは頭を良くしている

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*1:あんまりこの表現好きじゃないけどね