学校「裏」サイトという言葉への違和感

学校裏サイトっていっても、単なる学校非公認のコミュニティサイト、掲示板のことだよね。じゃあ、学校の公式サイトが「表」サイトなのかと。まちBBSは地方自治体裏BBSなのかと。mixi上の現役のクラス、学校コミュが裏SNSなのかと。「裏」って言葉が何か引っかかるのよね。
確かに問題は起こってると思うよ。それでも全てを「裏サイト」呼ばわりするというのもすごく違和感を感じる*1。子供たちがそういったWeb上のコミュニティを作ること、参加すること自体が、あってはならない行為だ、とでもいうのだろうか。
問題はサイトの存在でもBBSの存在でもなくて、そこで行われている発言、コミュニケーションでしかない。媒体特有の問題もあるだろうけど、それは単なる媒介変数にすぎなくて、媒体をなくしてしまえという発想では、その根本にある部分にリーチすることはできないのに。
なんだか「学校裏サイト」という言葉が一人歩きを始めているような感じするのよね。

余談

名称、呼称が行動に影響する、ということはないかもしれないけど、そういったことも考えうるかなぁとは思うところもある。考えすぎかなぁ。

*1:学校の公式サイトに交流掲示板のようなものがあって、さらに学校が作ったそうした掲示板以外での交流を禁じます、やらないように、というアグレッシブな校則を持つ学校なら内々で「裏サイト」と呼ばれるようなものができるんだろうけど、ほとんどのところはそうではないよね。