海外コンテンツ頼みのアクトビラ

TSUTAYAがアクトビラで海外HD映画/ドラマを配信!という威勢のいいニュースを読んで、徐々にこうした流れになってきているんだなぁとうれしく思っていたのだけれども、実際にアクトビラのカタログを見ていると、扉が開いてない感が漂いすぎているなぁと感じてしまった。
国内映画、ドラマにほとんどメジャーな作品がなく*1、魅力的だと思わせるようなコンテンツの大半は、海外映画、ドラマに頼りきっている感がある。アニメなどは比較的マシな感じはするけれど(それだってYahoo!Gyaoのほうがよいカタログをそろえている)、それでもカタログ不足は否めない。
コンテンツプロバイダ側の権利関係の問題なのか、それとも様子見なのか。後者なのだとしたら、みんなが様子見てたら何も変わりやしないし、前者なのだとしたら、いつになったら対応するの?と思ったりもする。過去のアーカイブの提供が難しいならまだしも、現在製作されているコンテンツならなんとでもなりそうなものだけどね。もちろん、権利関係での駆け引きが複雑なのは理解しているけれど、いつかそれを乗り越えないといけないわけで。
ネットを介して配信することで、フィジカルなメディアの制限を超えて、ローコストでより多くのユーザにリーチする機会を得て、それを無限に拡大することができるはずなのにね。その辺の町のレコード屋さん*2よりもカタログが貧弱では、どうしようもないと思うのだが。
余談ではあるのだけれど、テレビコンテンツに関して、個人的には地方局のローカル番組でも揃えてみては?と思うんだけどね。「水曜どうでしょう」なんかはよっぽど稀有な例であってそうした成功を望むというわけじゃないけど、キー局頼みの現状が今後も続くのか、というのも疑問なのよね。もちろん、需要があるのか、という部分もあるだろうけど*3、需要は作るもんだぜ、とも思うしね。まぁ、思い付きです。

*1:ほとんど見たことも聞いたこともないようなものばかりだった

*2:最近はずいぶん減っちゃったね

*3:私は地方出身者なので、地元の番組を見たいなぁと思うことはあります