違法動画削除支援ツール「とりし丸」は中華系韓国系動画サイトはターゲットにしてないの?

讀賣テレビの違法動画チェックソフトやTBSのHD版映像配信サービス - Internet Watch
この記事をボーと眺めながらふと思ったこと。この「とりし丸」については、以前にも扱っているんだけど
読売テレビの違法動画削除支援ツール「とりし丸」、いたちごっこで一歩前へ - P2Pとかその辺のお話@はてな
その対象サイトがどんなサイトなのかってのはそれほど良くわかってなかった。YouTubeとかニコ動とか、まぁその辺は押さえてるよね、程度で。
でも、上記のInternetWatchの記事では「YouTube/ニコニコ動画/GUBA/TVbreak/Daily Motionを対象に」しているのだとか。うーん、一応押さえているところは押さえているんだけど、肝心なところが抜けている気もする。
現在のビデオ共有サイトにおけるアニメ、ドラマ、映画など、デッドコピーの違法アップロードがかなり盛んになっているのは、上記のサイトというよりは、Youku、Todou、56.com、Daum、Pandoraなどの中華系、韓国系のビデオ共有サイトや、Veohって感じがするんだよね*1。特にYoukuなんかは今年の春先に、日本からのアクセスが爆発的に増大していることが報道されてもいる。この辺はリンクサイトからのアクセスなども手伝っているのかなと思えるところもあったり。
もちろん、YouTube、ニコ動などは比較的容易に削除通知を提出できるために、そうした効率を上げるために「とりし丸」のようなツールを用いるという意義はある。逆に言えば、そうしたサイトに割くリソースを減らすことが、別の部分への対処をも可能にする、かも、とは思うけれど…。

余談

この記事では、とりし丸の他にも東京放送(TBS)の映像配信サービス「TBS BooBo BOX」のHD映像版なんてのが取り上げられているのだけれど、ここを見る限りではねぇ…。

*1:PVなんかはYouTube、DailyMotionにも未だ多いけど