NHKが今更Joostにコンテンツを提供するとか
Joostをよくご存知の方なら皆さん思うかも知れませんが、「なんで今更Joost?」という感じでしょうか。
Joostを選択する理由としては、そのクローズドさとコントローラビリティがある程度は約束されているから、なんでしょうね*1。ただ、その一方でJoostのそういったある種の権利者にとって都合のいいであろう特徴は、Joostにその人気を維持させるのに失敗させた要因でもあると考えられていたりする。
■ Joostを救う5つの方法:なぜJoostは輝きを失いつつあるのか?:P2Pとかその辺のお話
私も同感だなぁと思える部分もあって、結局Joostにてコンテンツを提供したとしてもリーチできるのはJoostユーザであって、それ以上ではない、というところにJoostの弱みがある。確かにJoostはカタログの問題もあるのだろうが*2、それをクリアしても、Joostユーザ以外の人々にリーチすることができない、という点に最大のハードルを抱えていると思う。
といっても、NHKがJoostのようなプラットフォームにてコンテンツを提供すること自体は、好ましいなぁと思っている。コンテンツは、少なくとも提供する、ユーザにとって接触する機会が与えられてこそ、文化的にも、経済的にも意味を持ちうるわけで*3。