MADが広がりを持つとき・・・これがWeb2.0?
突然だけどAmazonで輸入盤見ようと思ったんですよ。そしたら、オルタナカテゴリーの一番上に・・・
Me First and the Gimme Gimmes!なぜ今ギミギミズなのか、となんだか吹き出しそうになったのだけれど*1、まぁCMかなんかで使われたのかな程度に思っていた。
そしたら全然違ってて、アイマスMADでアルバムの曲が使われてたんだね。
曲とは関係ないけど、こんなビデオ作れるってすごいね。鳥肌たった*2。
ただ、このビデオのニコニコ市場にはギミギミズのCDが無くて、アイマス関連商品ばっかりなのがなんだか残念なんだけど、最初の頃はあったのかな(末尾に追記しました)。まぁ、その辺は定かではないんだけれど、それでも誰かがこのMADを見てギミギミズのCDを購入したのだろう。
その結果が、Amazonの輸入盤オルタナカテゴリーのトップに表示されることになった、と。宣伝効果があるかどうか、という話だと直接CDを買ってもらえるからいいじゃないか、という意見もあるんだけど*3、こんな風に間接的に影響を及ぼすことで購入可能性が高まる、というのを見るとWeb 2.0的なのかなぁと思う*4。もちろん、これを脈絡のなさ過ぎるノイズだと考える人もいるかもしれないが、それでも私は懐かしいと思いクリックしレビューを眺めることに時間を費やした。まぁ、持ってるから買わないんだけども、1つのきっかけを作ることにはなるかもしれない。
また、こうした影響はAmazonだけにとどまらず、
iTunesでもホットナンバーにギミギミズが入っている。しかも、アルバム単位で見てみると、
このMADに使われた曲がダントツで売れていることがわかる。
もちろん、MADにギミギミズの楽曲を使用するのは著作権、隣接権的にはおそらくアウトなわけで、こうした効果があるんだから目をつぶれ、とはいえないし、そういうつもりもない。ただ、こうした利用にストップをかけている人たちはほとんどビジネスからそうしているわけで、だったらこうした効果があることをもっとよく考えて、ユーザもアーティストもビジネスもうまくいくような形ってのが作れないかな、と。目をつぶれ、ではなくて、目をひんむいて何が起こってるのかを見てくれ、というところ。
確かにアウトな利用かもしれない。ただ、Goodな利用かBadな利用かを客観的に見なきゃいけないのは、杓子定規で判断する責任のある人たちだけで、権利を持っている人たちはある程度柔軟に判断することができる*5。たとえば、客観的に見ればBadだけど、でも実際には自分たちにGoodな利用、そういった利用を客観的に見てもGoodに…という方向には進めないものかな。