フロリダの医師、Kazaaで児童ポルノを共有したとして33年9ヶ月の懲役

児童虐待(abuse)写真とビデオクリップを入手、所持および配布したとして、6つの罪に問われていたフロリダ州ニューポートリッチの元*1医師Richard Carino(48)は、懲役33年9ヶ月の厳しい判決を受けた。

米国司法省によれば、彼は2005年7月に麻薬取締局から(児童ポルノとは別件で)家宅捜索をうけていたのだが、その際、捜索に立ち会っていたCarinoの妻が、彼がPCで児童ポルノを見ていたことを捜査員に告げたことから、この件が発覚した。その後、FBIの捜査により、彼の自宅およびオフィスから児童ポルノ写真及びビデオが発見された。ログとファイルネームからファイル共有ソフトKazaaを用いて、それらのファイルのやりとりが行われていたことが突き止められ、また、Kazaaの通信ログから彼のPCから削除された児童ポルノビデオが存在したことも特定された。
またTampa Tribuneによれば、彼の妹が11歳のころ、当時16歳だったCarinoから繰り返し性的虐待を受けていたという証言も、こうした重い判決が下された背景にあるという。

米国では、こうしたP2Pファイル共有を利用した児童ポルノの入手、配布の摘発に関するニュースは少なくない*2のだが、そうした報道は日本にはほとんど入ってはこない。なので、見かけたらここで紹介していきたいと思う。

(via: The Register

*1:彼の医師免許は剥奪された

*2:少なくとも1ヶ月に数件は見かける