NTTのビデオ共有サイトClipLife、商用サービス開始へ

日本電信電話株式会社(NTT)は2008年2月25日、個人ユーザーが撮影・創作したオリジナルな動画を発信して一般公開できるサイト「クリップライフ」のトライアルを2008年3月24日をもって終了し、ポータルサイト「goo」を提供する NTT レゾナント株式会社において商用サービスとして提供開始する、と発表した。

Japan.internet.com Webビジネス - NTT、動画共有サイト「クリップライフ」を商用サービスとして提供開始

eyeVioをはじめとした、この手の健全な方向性を持つ動画共有サイトが増えてきているなぁと感じる。こうしたサービスの供給が増える中、その需要はどうなのか、というところも気になる。
eyeVioなんかを見る限りでは、動画視聴プラットフォームとして活用されているというよりは、動画投稿プラットフォームとして利用されているという感じなのかな。週刊ランキングを見ても、それほど爆発的な人気を得ているものもないし、クリップの人気も猫、舞台、特定ゲームの動画の3つくらいしかない。そういった市場に参加するってことになるのだろうけれど、果たしてうまくいくのかなと思わずにはいられない。
ただ、こうした動画をアップロードできるプラットフォームって、これまではYouTubeニコニコ動画よろしく、商用コンテンツなどを無許諾でアップロードするのに重宝されていたところも大きいけれど、一般の人であってもムービーをとる機会が増えたことなんかを考えると、その公開の場に対する需要が増えてきてもいるんじゃないのかな。
ブログツール、SNSとの連携によってその辺の需要を拡大しようとしているのかなぁとも思えるのだけれど・・・。実際、一般の人が個人で撮影した動画をアップロードする、というのはどれくらいなんだろう?という感じもするし、大半の人が自分のスペースやブログにエンベッドであろうことを考えると、そうした利用においても広告やサービス提供サイトへのストリームの確保といった目的をどれくらい盛り込めるのか、というのも気になるところ。
ClipLifeの今後はというと、

今後は、NTT レゾナントがサイトの運営に加え、動画を使った情報発信を自サイト上で利用する企業向けに、動画共有サイト構築のための機能をサービスとして提供する。

ということで、とりあえず現行のClipLifeは、商用サービスのためのショーケース的に運用されることになるのかしら。その他にも、「SNS サービス「goo ホーム」や「goo 地図」との連携などの各種サービスとの連携」といった活用も進めていくのだとか。うーん、果たしてサービスを提供するだけのメリットは得られるのかな。
余談だけど、このClipLifeはCreativeCommonsライセンスを同サイト内で採用しており、アップロードのプロセスにおいて希望のCCライセンスを選択できる模様。ある意味では手間が省けていいのかもね。

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