日常会話のフレーズを英語と津軽弁に訳して学ぶ王道プログラムを紹介するよ!

先日、『海外コンテンツ頼みのアクトビラ』ってエントリを書いたんだけど、そのときに、メジャーなテレビコンテンツがほとんどWebで活かされていないのだから、地方局がオリジナルコンテンツをWebに送り出せばいいんじゃね?的なことを思いつきで述べた*1
で、それに対するレスポンスがFC2でやってる方のブログのメールフォームから送られてきた。地方局も何もやってないわけじゃないですよ〜という感じのものだったんだけど*2、そこで紹介してもらった、とある番組のビデオポッドキャストがおもしろかった。

青森の地元放送局ATVが放送している「いいでば!英語塾」(問答無用で音が出るから気をつけてね!)という名の番組で、そのコンセプト「日常会話のフレーズを英語と津軽弁に訳して学ぶ 語学の王道プログラム!」からは、(うわぁ、思いっきり邪道…)という感じがムンムンする、そんな番組。
番組自体はスポット番組という感じで、一回につき3分程度。ポッドキャストでは全編にわたって配信されている。
肝心の中身は…、英語塾という割には中学生レベルの英語をLA在住のレイチェル安藤なるハイテンションなお姉ちゃんがあるフレーズを英語で解説し、その後ハチロー黒石なる柄物のセーターが似合いそうなおっちゃんが同じフレーズを津軽弁を解説する、という感じ。
はたしてこの英語が役立つのか、という疑問もわいてくるのだが、それ以上に絶対的に役に立つことがないであろう津軽弁を学ぶという時点で、そんなことはどうでもいいことだ。
青森県内さまざまな場所にロケに出てハイテンションで頑張るレイチェルと、スタジオでブルーバックを前に津軽弁のフレーズを話すだけのハチローという対照的な構図もなかなかいい。2人でやっているはずの番組なのに、一切2人の絡みがないという強引な展開も良し。
いろいろ突っ込みどころが多いのだが、なんというか、土曜のお昼にやっているだけあって、ぬる〜い感じが結構つぼに入った。英語を学ぼうという人にはとんだ期待外れな感もあるが、津軽弁を学びたいという、よほどの物好きか、青森への転勤におびえる人であれば、こういう番組はよいのかも。あと、レイチェルのハイテンションな感じがグッときた。こういう感じの人も好き。
それはさておき、できればこういう番組こそ、ポッドキャスト以外にももっとオープンな場所にアップしたらどうかなぁと思ったりする。
あ、この「いいでば!英語塾」って番組、DVDも出してるのね。結構人気があるのかな?

*1:この辺はアクトビラに限らず、ネット上のリソースを活用すればいいのになぁと思っている

*2:中の人じゃなくていち視聴者の方です