ポップジャンキーならこのフリーアルバムを聴け!:The Ease Down - 『Shapeshifter』

もう残り少ないけどメリークリスマス。

久々の更新は、Jamendoで今年一番ハマッたCreative Commonsアルバムのご紹介。クリスマスプレゼントって感じで。

The Ease Down - 『Shapeshifter』

今年リリースされたアルバムの中ではFleet Foxesがベストなのだけれど、今年聴いたアルバムの中でのベストはこのThe Ease Downの『Shapeshifter』*1。実際には去年の初めにリリースされていたのだけれどね。初めて聴いたのは今年に入ってから。

といっても、Jamendoで出会う曲はほとんどが「知らない」アーティスト、「知らない」アルバムばかりなので、今日だろうが、1年前だろうが、2年前だろうが、いつリリースされたものであっても常に新鮮に聴けるのが良いところ。

それはさておき、今回ご紹介するThe Ease Downの『Shapeshifter』。これがすこぶるいいアルバムで今年一番聴いたアルバムかもしれない。このThe Ease Downはカナダ モントリール在住のギターレス ピアノトリオバンドで、サウンドは「Bend Folds FiveからPet Sounds時代のBeachBoy、70's Motownからの影響」を受けていると自称しているように、まさしくポップミュージック、といった感じ。

他にも「The Beatles, James Taylor, Carole King,Simon and Garfunkel, The Flashing Lights, The Superfriendz, Sloan, The Joel Plaskett Emergency, The Heavy Blinkers, The Salteens, The Dears, Jamiroquai, The High Llamas, Stereolab, Miles Davis, The Decemberists, Aretha Franklin, Fiona Apple, Stevie Wonder, Erik Satie, Gershwin」を影響を受けたアーティストにあげていて、見ているだけでニヤニヤしてしまう。また、ソングライターでVocal/PianoのBen Wilkins がマギル大学音楽学部でクラシック・ジャズ理論・アレンジを学んだというだけあって、そのメロディ、アレンジにもその影響が見て取れる。

個人的キラーチューンは4曲目の『Sentimental Famine』。Laura Nyroほど、とはいかないまでも、抑揚つけまくりなドラマチックな展開と、甘美なメロディにメロメロ。

Jellyfishに音楽人生を変えられてしまった私にはまさにストライクゾーンど真ん中のポップバンド。是非とも多くの人に聞いて欲しいなぁ。アルバムの視聴、ダウンロードはこちらからどうぞ。

*1:メジャー、インディー、アマチュアの区別なしでね。